読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

NEODEAD MUSIC BLOG

音楽を思考する

Five Finger Death Punchのパンチ力

Five Finger Death Punch「American Capitalist」★★★★☆ 現代アメリカンHR/HMの権化 この世で最もクールなバンド名と言えば、私はAsian Kung-Fu GenerationとFive Finger Death Punchを迷わずプッシュする。 どちらも少し長い名前だが、単純な単語の羅列では…

最新のサトリアーニは最高のサトリアーニである

Joe Satriani「Unstoppable Momentum」★★★★★ ポップとテクニカルが心地良く同居した新作 Joe Satriani先生(以下、先生)が今年発表した「Unstoppable Momentum」の出来があまりにも素晴らしかったので記事にしておく。 世のギター弾きからすれば、すでに彼…

日本よ、これがUS Rockだ(Vertical Horizon)

Vertical Horizon「Echoes From the Underground」★★★★☆ 待望の新作 幾多あるUS系ロックの中でも、今宵紹介するVertical HorizonはHR/HM好きな私にとっても特にお気に入りのバンドである。 もはやアメリカンロックの重鎮であるBon Joviや、超新星の如く現れ…

The 1975がUK Rockの救世主となる日

The 1975「The 1975」★★★★★ 驚異的なサウンドプロダクション 全くUKという国は恐ろしい。 定期的に現れる、プロ意識の高い新人バンドの登場に、思わずこちらも舌を巻いてしまうほどだ。 さすが大英帝国、その威信は2013年の今日も健在と言えるだろう。すでに…

愛しさと切なさと心強さと、CTS

CTS「Yume Be The Light」 ★★★★★ J-Popの救世主として ちょうど半年前に「和製EDMの夜明けを感じる1枚」としてこちらでも紹介したCTSの新作が届いた。 とはいえ、フルアルバムではなく、あくまでもEPとしての単発的なリリースであるのだが、随所に細かいクオ…

Gama Bombのスラッシュメタルは脳を活性化する

Gama Bomb「The Terror Tapes」★★★★★ うだる猛暑に最適な音塊 今年の春にリリースされたGama Bombの新作が素晴らしい出来。 本作「The Terror Tapes」は、彼らにとってはすでに4作目となるが、相変わらずAnthraxとSuicidal Tendenciesの好いとこ取りな西海岸…

知らないと損するLovex

Lovex「State of Mind」★★★★☆ メタルだけじゃないフィンランド フィンランド出身、Lovexにとって4作目となる「State of Mind」が明日(8/16)がリリースされる。 私もすでに全曲を試聴し、もちろん購入する気満々なのだが、どうやら現時点で国外での発売は不…

Stam1naのスタミナが止まらない

Stam1na「Nocebo」★★★★☆ 夏バテを解消する1枚 1996年に結成されたStam1naは、ヘヴィメタルの王国として名高いフィンランド出身のバンドである。 母国語であるフィンランド語を駆使し、様々なメタル要素を交雑させたハイブリッドな世界観が魅力的だ。音楽的に…

進撃のダフトパンク

Daft Punk「Random Access Memories」★★★★★ 2013年上半期ベストアルバム Daft Punkが8年ぶりに新作を発表した。 ここ最近、多忙を極めていた私も、ようやく落ち着いて彼らの音源をチェックすることが出来た。結論から言おう。 新作「Random Access Memories…

酒と泪と男とキラキラ(The Sound Of Arrows)

The Sound Of Arrows「Voyage」★★★★☆ Found A Brave New World! 私はゲイではない。 しかし、普段からゲイカルチャーには一目を置いているし、むしろ音楽的には好みである場合が多い。 二十歳以降、特にDJとしてClub Musicに関わるようになってからは、ほぼ…

Seventh WonderはDream Theaterを超えられるか

Seventh Wonder「The Great Escape」★★★★☆ Dream Theaterの功罪 プログレッシブメタルというジャンルを語る時、Dream Theaterの存在を避けて通ることは出来ない。 1992年に発表された2nd「Images And Words」は今でも彼らの代名詞的存在とも言うべき、屈指の…

不況に克つためのドートリー

Daughtry「Break The Spell」★★★★☆ パワーバラードという名の異次元緩和 太古の昔より人類は、HR/HM系のバンドが奏でるバラードをパワーバラードと称し、崇め奉ってきた歴史がある。 筆者も幼年時代より、Whitesnakeの「Is This Love」やAerosmithの「Dream …

Eric Saadeが教える本当に気持ちのいいSwedish Pop

Eric Saade「Masquerade」★★★★★ 若きポップの天才 これまで、事あるごとにSwedish Popの重要性を説いてきたつもりだが、そろそろ実例も紹介していく時期だろう。 今夜は最新作のリリースを目前に控えたEric Saadeの1stデビューアルバム(2010年発表)にスポ…

太陽の帝国はもっと評価されるべき

Empire of the Sun「Ice on the Dune」★★★★☆ 帝国の逆襲 西暦1632年、ガリレオが地動説を唱える。 西暦1910年、アインシュタインによる相対性理論の完成。 西暦1961年、人類史上初の有人宇宙飛行。 西暦1981年、スペースシャトル就航。 西暦1995年、国際宇宙…

Capital Cities、それは限りなく透明に近いレトロモダン

Capital Cities「In A Tidal Wave Of Mystery」★★★★☆ Nu Discoの大型新人 21世紀はノスタルジックの時代ではないだろうか。 特に音楽に関してはどのジャンルにおいても懐古感や郷愁感が1つのキーワードになっているように思う。 RockやHeavy Metalの世界では…

冷静と情熱の間にあるソウル(Fitz & The Tantrums)

Fitz & The Tantrums「More Than Just A Dream」★★★★★ ネオソウルの産声 ソウルと言えば最近何かと話題の南朝鮮にある首都、、、ではなくて、今夜はソウルミュージックの話をしよう。 一口にソウルと言っても、その意味は広義で解釈される場合が多いと思う。…

ヘビーとライト

HeavyLight「Hey」★★★★☆ 絶妙なバランス感覚 今年の新人バンドで私が最も注目しているのが、オランダはロッテルダム出身のHeavyLight。 先頃、デビューシングル「Hey」がiTunesやAmazonなどで配信され、YoutubeでもPVが公開されたばかり。 好青年4人組による…

4armというメルボルンの奇跡

4arm「Submission for Liberty」★★★★★ 次世代スラッシュメタルの旗手 前回の記事でオーストラリア産のGypsy & The Catを取り上げてみたのだが、同じメルボルン出身で忘れてはならないバンドがいる。 その名も4arm。 生粋のHR/HM好きの読者ならすでにご存知の…

Gypsy & The Catというメルボルンの奇跡

Gypsy & The Cat「Gilgamesh」★★★★★ 涙腺崩壊系青春ポップ 今宵紹介するのは、オーストラリアはメルボルン出身のGypsy & The Cat。 元々メルボルンのClubでプレイしていた2人のDJが結成したバンドである。 彼らはこれまでに2作品をリリースしているのだが、…

モルス、吠えないのか?

Mors Principium Est「Liberation = Termination」★★★★★ メタル王国フィンランド 突然だが、フィンランドと言えばメタルである。 Hanoi Rocksの時代はさておき、近年にかけては良質なメタル系バンドが湯水の如く湧き出ており、世界的に見ればHR/HMシーン自体…

世界は未完を渇望する(This Is Freedom)

This Is Freedom「Welcome Home EP」★★★★☆ これぞモッツァレッラ 前回の記事でチーズの話をしたのでその延長戦として今回も軽く聞き流してくれるとありがたい。 唐突だが、モッツァレッラチーズというのはナチュラルチーズの中でも熟成させないフレッシュチ…

美味しいチーズ(Suede)はどこへ消えた?

Suede「Bloodsports」★★★☆☆ 賞味期限切れのチーズ Suedeが再結成した。 少し前から海外のフェスなどで単発的に出演していたようだが、2013年に入り、ついに新作のアルバムまで陽の目を見ることとなった。 ファンとしてはこれほど嬉しいこともないだろう。 再…

ボンジョビここに極まれり

Bon Jovi「What About Now」★★★★★ 神様、ジョン様、サンボラ様 1984年から活動を続けるUS Rock界の重鎮、Bon Jovi様が12枚目となる「What About Now」を発表した。 以前からギタリストのRichie Samboraが大好きな私も早速購入してみたのだが、結論から言って…

書を捨て、街に出て、Rideをジャケ買いしよう

Ride「Going Blank Again」★★★★★ はじめに 私が最初に買った(正確には買ってもらった)音楽は恐らくチェッカーズのベストで、この頃はカセットテープが全盛だった。 いわゆるノーマル、ハイポジ、メタル等の規格違いで音の良し悪しを手探りで探していた世代…

日本にハードコア・パンキッシュ・エレクトロニック・メタルが生まれた日(New Breed)

New Breed「Heart racing moments for all Lovers & Haters」★★★★★ スクリーモの正体 スクリーモとは何か。 一言で言えば、ヘヴィメタルとハードコアを両親に持った不良少年のことであると私は解釈している。 歴史的に見れば、Black Sabbathを始祖とするヘヴ…

和製EDMの夜明けを感じる1枚(CTS)

CTS「NO REASON」★★★★☆ EDMとは何か 海外におけるElectronic Dance Music(以下、EDM)は各国のチャートを見ればご覧の通り、その盛況ぶりは今に始まったことではない。 しかしここ日本では、未だ爆発的な流行の兆しは見えていないように思う。 確かに日本の…

New Ivory、それはUKからの新たな刺客

New Ivory「Amygdala Circus」★★★★☆ Rockの初期衝動 良いRockを聴くと、ドラムを叩きたくなる。 良いMetalを聴くと、ギターを弾きたくなる。 良いJazzはベースを、そして良いJ-popは自然に歌を唄いたくなる。New Ivoryを聴いた時、まさにドラムスティックを…