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NEODEAD MUSIC BLOG

音楽を思考する

ヘビーとライト

HeavyLight「Hey」★★★★☆


絶妙なバランス感覚

今年の新人バンドで私が最も注目しているのが、オランダはロッテルダム出身のHeavyLight。
先頃、デビューシングル「Hey」がiTunesAmazonなどで配信され、YoutubeでもPVが公開されたばかり。
好青年4人組による、エモーショナルで生真面目なRockの佇まいに好印象を持った方も少なくないだろうと思う。

私もこの手の音楽は大好物であり、久しぶりにある意味でノスタルジックな爽快感を味わうことが出来た。
例えばColdplayKeane、そしてAnberlinなど、メロディックなRockが好きな人にはぜひお勧めしたいバンドである。

そもそも彼ら自身が、MuseColdplayKings of LeonPorcupine Tree、Editors、Pink Floydなどに影響を受けたと公言し、自らをProgressieve Melodieuze Symfonische Indie Pop Rockと位置付けているのだが、今回のシングル曲で分かるのは普遍的な美旋律と抑揚のあるアレンジの巧さに尽きる。
これはおよそ新人バンドとは思えないほどの芸達者ぶりであり、しかし、演奏する姿はとても若々しさにあふれるもので(特にベース)、曲調はもちろんだが、総合的なバランス能力に長けていることが一目瞭然である。
残念ながらProgressieveな要素はあまり見当たらないのだが、ストレートに自分達を表現するには最適と言えるシングルではないだろうか。

私は以前、Coldplayがデビューした時、彼らの音楽を「引き算の美学」と絶賛した記憶があるのだが、HeavyLightにもそれに近い世界観を強く感じている。
加えて、AnberlinのようなRockの初期衝動的な部分が見られるのもこのバンドの特徴だ。

例えば静と動のように、相反する2つの要素を上手く昇華するという意味もあって、このバンド名なのかもしれない。
もちろんこのあたりは1stアルバムがリリースされてからでないと判断出来ないが、恐らく年内に発表されるであろうそのデビューアルバムはきっと素晴らしい出来になっているはずだ。
そこではオランダ出身らしい、叙情的且つ多幸感のある音楽性に期待したいと思う。

Foster The PeopleやMystery Jetsなどとはまた違った魅力のある「ロックバンド」の登場だ。





HeavyLight「Hey」- iTunes Music Store

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